我が家でも飼っているフトアゴヒゲトカゲの
生態や特徴を紹介していきます。
我が家で実際に飼っている フトアゴヒゲトカゲの紹介は
別で紹介(彩葉・彩)しているので、
ぜひ、そちらも見てみてください。
フトアゴヒゲトカゲの生態
ここではフトアゴヒゲトカゲの生態を紹介しています。
飼育されている爬虫類の中でもポピュラーな爬虫類のため、
意外と生息地などの情報があいまいな方もると思います。
フトアゴヒゲトカゲを初めて調べる方や改めて調べる方たちに、
フトアゴヒゲトカゲの生態についての情報をお届けしていきます。
フトアゴヒゲトカゲとは
フトアゴヒゲトカゲはその名の通り、「トカゲ」の仲間です。
トカゲの中でもアガマ科のアゴヒゲトカゲ属に属していて、
同族にはヒガシアゴヒゲトカゲやローソンアゴヒゲトカゲなどがいます。
アガマ科のトカゲは、四股がしっかりしていて、
えらが張り、少ししゃくれているようなトカゲになり、
ゲイリートゲオアガマなどが有名です。
フトアゴヒゲトカゲの生息地
フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの中部を中心に生息し、
砂漠地帯・乾燥地域に生息しています。
基本的には地表面で活動をしますが、
低木や倒木、岩などをよじ登ることができ、
木の上で寝たりするなど半樹上性のトカゲです。
具体的な生息地は下図にあるように、
オーストラリアの4つの州ににまたがり生息しています。
岩場や砂漠、乾燥林や乾燥低木林に生息していて、
平坦な地形で生活する個体と、半樹上で生活する個体もいて、
飼育下で流木などを入れていると、半樹上で生活するようになります。
砂漠地帯に生息しているため、乾燥に強く、
砂漠の昼と夜の寒暖差にも耐えれることから、
適応温度が20℃~30℃と、広い温度に対応できます。
このことから、比較的に生命力の強いトカゲといえます。
これが爬虫類飼育初心者でも飼いやすい理由のうちのひとつです。
フトアゴヒゲトカゲの大きさ・重さ
フトアゴヒゲトカゲは平均して 40㎝~50㎝ ほどの大きさになり、
体重は 400g~500gほどとなっています。
フトアゴヒゲトカゲは成長が早く、
生まれてから一年でベビーからアダルトに成長します。
成長を見守るのも飼育の楽しみの一つですね。
フトアゴヒゲトカゲの寿命
フトアゴヒゲトカゲの寿命についてですが、
平均で7年と言われています。
実例としては、15年以上生きた個体も存在するので、
飼育する際は、長い付き合いになることを見越して、
計画的にお迎えしてください。
フトアゴヒゲトカゲは繁殖能力も高く、
一回の産卵で10~30個の卵を産みます。
繁殖を考えている方がいるようでしたら、
こちらも計画的に行いましょう。
フトアゴヒゲトカゲの食べ物
フトアゴヒゲトカゲは野生化ではベビーのとき昆虫食で、
成長するにつれ植物・野菜中心の雑食に切り替わっていきます。
よって、ベビーのときと成長してからでは食べるものが異なります。
ベビー
・コオロギ(フタホシやイエコオロギ)
・デュビア(ゴキブリ)
・レッドローチ(ゴキブリ)
・ミルワーム等のワーム系
・フトアゴフード
アダルト
・デュビア(ゴキブリ)
・レッドローチ(ゴキブリ)
・ミルワーム等のワーム系
・フトアゴフード
・小松菜
・ほうれん草
・バナナ
・その他野菜や果物
上記に紹介している昆虫に、カルシウムパウダーなどをまぶして与えます。
アダルトになるとエサは2,3日に1回で野菜をメインに与えます。
昆虫の生餌はおやつ程度に与え、フトアゴフードを併用して与えます。
脱水症状を防ぐうえでも、野菜は毎日与えても大丈夫です。
我が家ではキョーリンさんのフトアゴフードを与えています。
フトアゴヒゲトカゲの性格
フトアゴヒゲトカゲの性格は、
おっとりとした性格で、基本的には人馴れしやすく
ハンドリングも可能です。
昼間はそれなりに活発に活動し、
観測しがいがあります。
昼行性で、夜間はシェルターで寝たり、
流木やコルクの上で寝たりします。
表情もとても豊かで、
首をかしげてこちらを見てきたり、
発情期のオスはあごの下が真っ黒になったりします。
オスは威嚇やメスへのアピールで、
頭を上下に素早く小刻みに動かす「ボビング」という行動をとり、
メスはアピールしてくるオスを受け入れた時や、
自分が相手にとって敵ではないことを示す際に、
腕をクロールのように回す「アームウェービング」と呼ばれる行動が観察できます。
「アームウェービング」に関しては、
性別関係なしにベビーのフトアゴヒゲトカゲにも見受けられます。
ですので、飼い主が来た時に「アームウェービング」をされる場合は、
飼い主に対して恐怖心がある状態です。
しっかりと触れ合って慣れるのを待ちましょう。
性格が穏やかで、個体差はありますが警戒心も強くはありません。
初心者向けのトカゲである理由の二つ目に
この性格の良さがあげられます。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲに限らず、
爬虫類全般は温度や湿度の調整が必要です。
フトアゴヒゲトカゲに適した飼育環境や、
フトアゴヒゲトカゲが、かかり易い病気も紹介しているので、
チェックしていってください。
どんな生物であっても一匹一匹真剣に向き合うことが
何よりも大切です。
できるだけ長生きしてもらえるよう、
種類の特徴やその子の性格を観察していきましょう。
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